『変容の緊急性』-プログラムⅠ(NO.6)-

テキスト

変容の緊急性

冒頭省略

人類の意識の開花が広がらなかったのは、それほどの緊急性がなかったからだ。

地球上の相当数の人々が(まだ気づいていないとしても)まもなく気づくだろうが、人類はいま、進化するか死滅するかという重大な選択を迫られている。

そして古いエゴの思考パターンの崩壊と新たな次元の意識の芽生えを体験している人々はまだ比較的少数であるものの、その数は急激に増加しつつある。

本文省略

変化は人々の心や思考よりも深いところで起こっている。それどころか新しい意識の核心は思考の枠を超えることにある。思考よりも高い場所に上り、思考よりもはるかに広い次元が自分自身のなかにあることに気づく新たな能力だ。

そのとき人は自分のアイデンティティを、自分が何者であるかの根拠を、いままで自分自身と同一視していた絶え間ない思考の流れには求めなくなる。

「自分の頭のなかの声」が実は自分ではないと気づくと、すばらしい開放感を味わう。では自分とは何なのか?自分とは、思考する自分を見ている者だ。思考よりも前にある気づきであり、思考があるいは感情や知覚が展開する場である。

エゴとは、形への自分の同一化にすぎない。その形とは何よりも思考の形である。

悪に現実性があるとしたら絶対的な現実性ではなく相対的な現実性だが、それもまた形(物理的な形、思考の形、感情の形)との全的な同一化と定義できる。

そのために、自分が全体とつながっていること、すべての「他者」及び「生命の源」と本質的に結びついていることをまったく認識できない。

この結びつきを忘れること、それが原罪であり、苦しみであり、妄想なのだ。この分離、分裂がすべての考え、言葉、行動の底流にあり、それらを律しているとしたら、人はどんな世界を生み出すか? 

その答えを知るには人間同士の関わりを眺めれば、歴史書をひもとけば、あるいは今夜のテレビニュースを見ればいい。

人間の心の構造が変化しなければ、私たちはいつまでも基本的に同じ世界を、同じ悪を、同じ機能不全を繰り返し創造し続けるだろう。

引用元:ニュー・アース 意識が変わる世界が変わる [ エックハルト・トール ] 『第一章 私たちはいますぐ進化しなければならないー変容の緊急性』より

※書籍のご一読を推奨します。

テキスト音声 2:48

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MEMO動画 2:27

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””「自分の頭のなかの声」が実は自分ではないと気づくと、すばらしい開放感を味わう。”

脳は受信機であり、思考は湧いてくるもの。流れているエネルギー。

あなたが発している周波数に応じた波(思考)を脳は受信しています。

”自分とは、思考する自分を見ている者だ。思考よりも前にある気づきであり、思考があるいは感情や知覚が展開する場である。”

”展開する場”とは、映画のスクリーンに例えることができます。

現実とはスクリーンの中で展開されているだけのうたかたの夢。

エゴと同一化しているとは、スクリーンの中で演じているキャラクターを自分自身と思い込んでいること。

人類はこれまで、起こる出来事に一喜一憂する演者としての体験を存分に楽しんできました。

しかしながら、その体験を卒業し、次の意識サイクルへ向かう選択をする魂たちが増えてきている。

現実(外側)世界の中に没入して演者を楽しむか、現実世界を利用して拡大した意識の自己を楽しむか。

どちらが正しいとか優れているとかではなく、どちらの体験をしていきたいのか、という選択ができる時代に突入しているということですね。

ではでは、ALOHA!